2007年04月19日

隈研吾

R070419.jpg


正直、私は隈研吾の建築が嫌い。

でも時々気になってしまう存在で
先日もNHKでやっていたテレビを見てしまった。


気になってしまう理由はきっと
彼のクリエーターとしての自分プロデュース力。

安藤忠雄、黒川紀章ら
トップクラスの建築家はみんなうまいと思うけど
すでにプロデュース力を発揮する部分は
ほぼ終わっているので
そういう点で見えてくるものは少ない。
ブランディングが完了しているともいえるかな。


そういう点で現在進行形な隈さんは
よく見えるし気になるのだ。


クリエーターとして、個性を発揮するためには
まず、個性を発揮できる仕事が必要で
それを手に入れるのが特に難しいと思う。


クリエーターすごろくとしては

基本を学び、こつこつと
クライアントの要望にあった仕事をする。
     ▼
ひと目をひく、個性的な仕事をする。
     ▼
それが認められて、
あなたの個性を出してください
という仕事が来るようになる。
     ▼
先生におまかせします。
という仕事がくるようになる。

こんな感じで「上がり」
というところだと思うのだが。。。


彼はなかなか順調にすごろくを進んでいる。

うまいなぁと思うところは
奇抜だったり型破りだったりする新しいデザインを
クライアントに納得させることができる能力。

同時に、彼の個性的な仕事が
私にとっては醜悪で、嫌いでもあるのだけど。。

でも彼はその仕事ですごろくを確実に進んでいく。
この辺が引っかかるのだろうなぁ。



彼がよく使う言葉に
「負ける建築」とか「周囲との調和」というのがある。

ただ私からみるとそれらの建物は目立ちたいだけに見えて
負けていたり、調和しているようには見えないのだが

この言葉の使い方もまた
自分プロデュースの一つなんだろうなぁ。




写真は隈研吾設計のM2ビル。
混沌としている東京には
混沌としたデザインを持ってくれば調和する
という理屈はわからなくもないが
できあがった建築物には唖然。
今なお環八沿いで異彩を放っている。
(元マツダショールーム、現東京メモリードホール)

 
この記事へのコメント
わたしもそう思うので、よくわかります。
一体、何がしたいんですかね
ただ、その時代にウケるものをつくって金を手に入れる。
建築ができる文化的貢献をしているとは思えません。
あれだけ地位が上がって、何か言っていると話を聞いてみると相手を逆なでするようなテキストや発言しかしていない。
そして、隈事務所出身者は皆それが受け継がれているように思います。
先日トークショウに行ってきたのですが出身者である中村拓志や藤原徹平もただ時間をかせぐだけの話しかしない。意図的にそうはなしているとしたら、お金を払って話を聞きにきている聴衆を舐めているのでしょうね。それに聴衆が気付いていなとでも思っているんですかね。本人達はすごい良いトークショウとなったなどと自己満足していましたけど、聴衆との温度差が激しく、最後にそのようなことを言ってしまう藤原徹平はとても滑稽でした。
自己プロデュースについては東京工業大学が特に酷い、塚本から始まり藤村龍至を頭に松島潤平やg86など、全く良いものを作らずメディアによってそれを操作できると思っている。それにひっかかる輩が沢山いるとでも思っている。
g86についてはみかんぐみのように既存のコミュニティーに依存し堕落した作品をつくる集団となっていくでしょう

どんなに金を稼いでも、どんなに沢山の建築を建てても、どんな地位を手に入れても、すべて本人に跳ね返ってくるし、そこは空虚でしかないのだと思います
Posted by f at 2009年09月20日 19:03
fさんはじめまして。

お仕事ですからねぇ。キャチーなものを作って目立ち、
時代の寵児となり、大量に自分ブランドの建築を作る。

それがカッコいいことだと思っている風潮にも
問題があるのでしょうね。

特に建築の場合、長々と残りますから、
もっと街との共生や200年後のデザインというものに
ついてもかんがえて設計してほしいなぁと思います。
 
Posted by ランゲルハンス島 at 2009年09月20日 23:58
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