2008年06月25日

ネットカフェ難民と貧国ニッポン

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「ネットカフェ難民と貧国ニッポン」
水島宏明



日本テレビで過去に放映されて
反響を呼んだNNNドキュメント
「ネットカフェ難民-漂流する貧困者たち」

ディレクターの水島さんによるノベライズが
出たと聞いてさっそく読んでみました。



私も妻も、なぜかこの「ネットカフェ難民」や
「ワーキングプア」のネタに弱いんです。

きっと自分たちも紙一重、
すれすれのところにいると思っているから
こんなに気になるんじゃなんじゃないかなぁ
なんて話をしていたのだけど。。



読んでみると、この番組タイトルである
「ネットカフェ難民」という造語。
なるほどまさに彼らは「難民」なんだと
納得させられます。


規制緩和だったり、グローバル化の進む日本で
あきらかに政治により住むところを失い
さまよっているのです。

まあ、当然、ただやる気のない堕落した人も
いるのだと思いますけどね。。




また、そんな難民たちを追いつめる
「貧困ビジネス」という名の商売。
これが面白いというと失礼なんですが
目端が利くというのはこういうことなのかなぁと
読んでいて感心してしまいました。



たとえば
保証人がいないと借りにくい不動産ですが

敷金0、礼金0、仲介手数料0の
ゼロゼロ物件を扱う業者があるそうです。

驚くのはその契約方法で
なんと賃貸借契約ではなく、
「施設付鍵利用契約」なるものだとか。。

ウィークリーマンションが近いのかな。

カラオケボックスを利用するとか
ホテルに宿泊するとか
そういうのとも近いですね。


実際にサイトを見て見ましたが
新宿徒歩7分、11平米、築20年で9万円!

似たようなものは4〜5万も出せば
山のようにあるわけで
保証人がいなかったり、
貯金がなかったりする人をターゲットに
割高な料金を払わせていくわけです。
(お水の人とかもかな)


払えなければ、
お友達の消費者金融が出て来たりして
その辺の連携は抜かりないんでしょう。



他にも

ピンハネされた給料で使い捨ての
日雇い人材派遣業。

とりあえず屋根がある安価な
ネットカフェ。

着替える場所がついているかに見える
コインロッカー


どこへ行ってもちょっと割高な料金で
必要なものを提供してくれるわけです。


でも、そこでお金を使ってしまうから
お金が貯まらない。


貧困ビジネスはそんな悪循環を
助長しているように思えてなりませんでした。


「ネットカフェ難民と貧国ニッポン」水島宏明

 
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